イベントの説明
アジェンダ
- モデルベースソフトウェア開発コミュニティの説明
- モデルベースソフトウェア開発の分析・設計
- モデルベースソフトウェア開発(UML モデルからの自動生成)
- モデルベースソフトウェア開発(Xtext による自動生成+α)
- 休憩
- ディスカッション
1.モデルベースソフトウェア開発コミュニティの説明
概要
モデル(UML だけでなく DSL も含む)ベースソフトウェア開発に必要な標準仕様やオープン実装がかなり揃ってきたと認識しています。
また開発すべきソフトウェアを考えると、頻繁に作り出される新技術もあり、今後も増加が見込まれます。
限られた開発者でより多くのソフトウェアを開発するのに、モデリング技術の活用を考えるのは自然なことではないでしょうか。
我々は次のように考えます。
・業務仕様をきちんとモデル表現することは本質的に重要なことです。
・きちんと作成したモデルは(印刷して眺めるのではなく)処理の対象として扱われるべきです。
・モデルをベースにしてコードを作成する手法はいくつも存在します。それらを試したり学び合うことで、参加者のスキルの向上を図りまた仲間を増やすことで、ソフトウェア開発に関わる人々の意識を多少なりとも変えられればと考えます。
上記のような考えから我々は、ここにモデルベースソフトウェア開発を試みる同志を集め、お互いに切磋琢磨しながら、ソフトウェア開発にモデリング技術活用を推進していくコミュニティを立ち上げることにしました。
今回は、そのコミュニティを運営していくにあたり、同じ志を持っている方で一緒に協力して頂ける方がいないかを募ることと、今後のコミュニティ運営の方向性を探るため皆様から広くご意見を頂ければといったことを目的にキックオフイベントを実施いたします。
発表者
高崎 健太郎(たかさき けんたろう) Twitter: @ken_takasaki
株式会社アクティア取締役COO
CASE ツールを使用したシステム設計から効率的なシステム構築を実践するプロジェクトに参画したことで、モデルベースソフトウェア開発に近いことを経験し開眼。
その後、Java や UML、J2EE パターンを活用した分析・設計コースを中心としたインストラクターを担当する中でオブジェクト指向への造詣を深めモデルベースソフトウェア開発へと嵌っていく。
システム開発を続けていく中で、より早く、より効率よく、より品質のよいお客様のビジネスに直結するシステム開発をする可能性をモデルベースソフトウェア開発に感じ、株式会社アクティアにて日夜研鑽中!
2.モデルベースソフトウェア開発の分析・設計
概要
近年、ビジネスだけでなく、ソフトウェア開発にもアジリティというスピード感が求めらるようになってきました。
アジャイルソフトウェア開発は日本でも人気が上がり、導入する企業も増えています。開発スピードが上がると、どうしても設計がおろそかになる傾向があります。そこで、設計をきちんと行って、さらに開発スピードを上げる、ということが重要です。実装スピードを上げるための、UML による分析設計を説明していきます。
日本では、過去にモデルベースソフトウェア開発がうまくいきませんでしたが、ツールが揃ってきたこのタイミングで、再度、必要になってくるでしょう。
発表者
長瀬 嘉秀(ながせ よしひで)
株式会社テクノロジックアート代表取締役
1986年、東京理科大学理学部応用数学科卒業。朝日新聞社を経て、1989年、株式会社テクノロジックアートを設立。
OSF(OPEN Software Foundation)のテクニカルコンサルタントとして DCE(Distributed Computing Environment)関連のオープンシステムの推進を行う。OSF 日本ベンダ協議会 DCE 技術検討委員会の主査を務める。UML Profile for EDOC の共同提案者、ISO/IECJTC1 SC32/WG2 委員、UML モデリング推進協議会(UMTP)発起人。明星大学情報学部講師。元中国浙江大学客員教授。著書・訳書として、『独習UML』(監修、翔泳社)、『XPエクストリーム・プログラミング入門』(監訳、ピアソンエデュケーション)、『独習Ruby』(監修、翔泳社)、『オブジェクト脳の作り方』(監修、翔泳社)、『カンバン ソフトウェア開発の変革』(監訳、リックテレコム)、その他多数。
3.モデルベースソフトウェア開発(UML モデルからの自動生成)
概要
私たちは「モデルベースソフトウェア開発」による設計と実装のシームレスな開発手法や、コード生成の活用による開発効率化が重要になってくると考えています。
そのような取組から、今回は UML で作成されたモデルを活用して RESTful で動作するサービスを自動で生成するデモをご紹介します。
厳密に定義された UML モデルからソフトウェアを構築できるようになれば、UML ツールは単なるお絵かきツールではなくなることでしょう。
発表者
大島 則人(おおしま のりひと) Twitter: @n_ohshima
株式会社アクティア代表取締役社長
Java ソフトウェアアーキテクトとして開発現場に参画する中で、ソフトウェア開発の効率の悪さに失望。そんな時に出会ったモデルベースソフトウェア開発を志すことに。
そして、2008 年 4 月にモデルベースソフトウェア開発を追求するための会社、株式会社アクティアを設立。
現在はモデルベースソフトウェア開発を推進し、開発効率向上とソフトウェアの品質向上を同時に実現するべくまい進中です。
4.モデルベースソフトウェア開発(Xtext による自動生成+α)
概要
「モデルベースソフトウェア開発」という場合のモデルですが、UML で書かれたモデルとは限りません。オープンソースの eclipse の世界では UML クラスモデルのサブセットに相当する ecore モデルが大きな役割を果たしています。
このデモでは一例として、eclipse のテキスト型 DSL 開発フレームワークである Xtext を使い、文法定義・モデルエディタ生成・モデル記述・モデル変換(コード生成)を行い、Spring Boot(Web, JPA)をターゲットプラットフォームとしたコードを生成し、そのコードが動作するところを見ていただきます。
なお、時間に余裕があれば別のツールを使ったモデルベース開発デモもお見せできるかもしれません。
発表者
田中 明(たなか あきら) Twitter: @atanaka
ビューファイブ LLC代表社員
OMG 他の標準化活動に参画したことからモデリング技術のエンタプライズ系現場での活用に関心を持ち、モデルの利用活用を目指す eclipse モデリングプロジェクトの成果などを利用する活動を行っています。
著作物には、標準化仲間で書いた「Building Enterprise Systems with ODP」、Xtext ユーザ会メンバーと書いた「テキスト型 DSL 開発フレームワーク Xtext 入門」があります。
5.ディスカッション
概要
モデルベースソフトウェア開発を普及させていくためにどういったことをしていくべきか、モデルベースソフトウェア開発に望むことは何かなどを今後のコミュニティ活動方針を決めていく指針として、皆様からもご意見を頂きたく、少しゆるい感じでディスカッションをしたいと考えております。
まずは、事前アンケートでお聞きした以下の題材をベースにディスカッションを始め、フリーディスカッションへと繋げていくといった進め方をする予定です。
- あなたのロールは、プログラマ、SE、PM、ユーザ、情報システム部、その他のどれですか?
- (エンジニアの方に)あなたは、組込み系エンジニアですか?エンタープライズ系エンジニアですか?
- モデルベースソフトウェア開発をしたことがありますか?
- モデリング技術を現在の業務の中で活用していますか?
- この機能があったらモデルベースソフトウェア開発をしたいと思う機能はありますか?
- ここがモデルベースソフトウェア開発が流行っていない理由だと思うポイントはありますか?
- ソフトウェア開発をする上で今一番困っていることを記載してください。
- どのようなモデルベースソフトウェア開発のイベントに参加したいですか?(ex. ツールの勉強会、モデリング技法勉強会、モデリングハッカソン等)
発表者
発起人メンバーとご参加の皆様
※懇親会※
イベント終了後に懇親会を企画しております。
モデルベースソフトウェア開発について、熱く語り合いましょう!
ぜひ、ご参加ください。
懇親会のお申し込みは、こちら
■会場提供/運営サポート:【ソーシャルスマートコミュニティ 】HatchUp
※テックイベント開催サポートのご相談はお気軽にどうぞ!
■HatchUp主催の募集中イベント
【2/16】第5回 Unity超初心者ハンズオン勉強会 ~今から始めるひと向け〜「Unity 2D (uGUI) でスカッシュゲームをつくる」
【2/17】第10回 HTML5+JS 勉強会
【2/20】第29回代々木Unity勉強会
【2/24】第10回cocos2d-x勉強会
【2/25】第5回ノンゲーム系スマホアプリ勉強会
【2/26】第6回Swift勉強会 今月のテーマ【Swiftのプロパティオブザーバを使い倒す】
【2/27】第10回 アプリマーケティング勉強会
コミュニティに参加されたい方は、以下の google Group に参加ください。
https://groups.google.com/forum/#!members/mbsdc-japan